開花情報H28.7.16
7月も半分を過ぎましたが、
梅雨明けはもう少し先のようです。
園内の夏の花は
昨年より多く咲いており、
クチナシ類(写真1)やリョウブ(写真3)、
モッコク(写真3)の甘い香りが漂っています。
★ 開 花 情 報
クチナシ(梔子)アカネ科クチナシ属(写真1左上)
静岡県以南の
沿海や照葉樹林に自生する常緑低木で、
6~7月に枝先に芳香のある白い花を咲かせます。
花冠は5~7裂し、花柱は棍棒状で、
雄しべの葯は花冠の裂片から花の外へ出ています。
オオヤエクチナシ(写真1右)は
葉や花がクチナシに比べて大形で、八重の花をつける品種です。
また、
葉や花が前述2種に比べて小さい
変種のコクチナシ(写真1左下)は中国大陸原産です。
3種とも庭木や生垣、公園樹に利用されます。
花は香料にされ、
果実は栗きんとんやたくあんの着色に用いられます。
場所:見本園(オオヤエクチナシ,コクチナシ),渓流路下流園路沿い(クチナシ)
キカラスウリ(黄烏瓜)ウリ科カラスウリ属(写真2左)
山野の林縁に生えるつる性の多年草で、
北海道の奥尻島から奄美大島にかけて分布します。
花は特徴的で、
花弁の外側がレース状になります。
開花は夕方から始まり、
日の出後も開いています。
近縁種のカラスウリは
本種に比べて花弁のレースが長く、
日の出前にはしぼんでしまいます。
名前の由来は諸説あり、
カラスウリの赤く熟した実を、
「カラスの食べ残しに見立てた」説や、
「唐から伝来した朱墨に見立たてた“唐朱瓜”」説等があります。
そして本種は
黄色い果実をつけるカラスウリという意味で、
キカラスウリと呼ばれています。
場所:東山作業路
セイヨウニンジンボク(西洋人参木)クマツヅラ科ハマゴウ属(※APG:シソ科)(写真2右)
ニンジンボクの名は、
掌状複葉の葉がウコギ科のチョウセンニンジンに似ていることに因み、
セイヨウ(西洋)は原産地(地中海沿岸~中央アジア)を指します。
小葉は全縁で5~7枚あり、
鋸歯のある近縁種のニンジンボク(中国大陸原産)より細くなります。
花は7~8月に
枝先や上部の葉腋から円錐花序を伸ばし、小さな花を多数つけます。
花弁は
薄紫色または青紫色を帯びますが、
時に白色の個体もあります。
木全体に香気があり、
ヨーロッパでは果実を香料にします。
場所:管理事務所前
アメリカデイゴ(亜米利加梯梧)マメ科デイゴ属(写真3左上)
別名カイコウズとも呼ばれる南米原産の落葉低木で、
鹿児島県の県木の1つに指定されています。
葉は三出複葉で互生し、
葉柄や葉裏の主脈に刺があることがあります。
赤い花は6~9月に開き、
丸い大きな旗弁があるのが特徴です。
近縁種でインド原産のデイゴは
沖縄県の県花に指定されており、展葉前の3月頃に開花します。
場所:管理事務所前
ネムノキ(合歓木)マメ科ネムノキ属(写真3右上)
暗くなると葉を閉じるためネムノキと呼ばれ、
2回偶数羽状複葉で小型の小葉を持ちます。
ピンク色の
筆の様な雄しべを持つ花は、
10~20個が集まって咲く頭状花で、夕方に開きます。
分布は本州から九州で、
原野や林縁、川岸に自生し、
高さ10m以上になる落葉高木です。
場所:正面ゲート下
★園内開花状況まとめ
見 頃
オオヤエクチナシ(写真1),コクチナシ(写真1),セイヨウニンジンボク(写真2),アメリカデイゴ(写真3),
リョウブ(写真3),モッコク(写真3),ノリウツギ,ナンキンハゼ,アオギリ,キョウチクトウ,ムクゲ,
ノウゼンカズラ,キカラスウリ(写真2),キキョウ,カラスビシャク 他
梅雨明けはもう少し先のようです。
園内の夏の花は
昨年より多く咲いており、
クチナシ類(写真1)やリョウブ(写真3)、
モッコク(写真3)の甘い香りが漂っています。
★ 開 花 情 報
クチナシ(梔子)アカネ科クチナシ属(写真1左上)
静岡県以南の
沿海や照葉樹林に自生する常緑低木で、
6~7月に枝先に芳香のある白い花を咲かせます。
花冠は5~7裂し、花柱は棍棒状で、
雄しべの葯は花冠の裂片から花の外へ出ています。
オオヤエクチナシ(写真1右)は
葉や花がクチナシに比べて大形で、八重の花をつける品種です。
また、
葉や花が前述2種に比べて小さい
変種のコクチナシ(写真1左下)は中国大陸原産です。
3種とも庭木や生垣、公園樹に利用されます。
花は香料にされ、
果実は栗きんとんやたくあんの着色に用いられます。
場所:見本園(オオヤエクチナシ,コクチナシ),渓流路下流園路沿い(クチナシ)
キカラスウリ(黄烏瓜)ウリ科カラスウリ属(写真2左)
山野の林縁に生えるつる性の多年草で、
北海道の奥尻島から奄美大島にかけて分布します。
花は特徴的で、
花弁の外側がレース状になります。
開花は夕方から始まり、
日の出後も開いています。
近縁種のカラスウリは
本種に比べて花弁のレースが長く、
日の出前にはしぼんでしまいます。
名前の由来は諸説あり、
カラスウリの赤く熟した実を、
「カラスの食べ残しに見立てた」説や、
「唐から伝来した朱墨に見立たてた“唐朱瓜”」説等があります。
そして本種は
黄色い果実をつけるカラスウリという意味で、
キカラスウリと呼ばれています。
場所:東山作業路
セイヨウニンジンボク(西洋人参木)クマツヅラ科ハマゴウ属(※APG:シソ科)(写真2右)
ニンジンボクの名は、
掌状複葉の葉がウコギ科のチョウセンニンジンに似ていることに因み、
セイヨウ(西洋)は原産地(地中海沿岸~中央アジア)を指します。
小葉は全縁で5~7枚あり、
鋸歯のある近縁種のニンジンボク(中国大陸原産)より細くなります。
花は7~8月に
枝先や上部の葉腋から円錐花序を伸ばし、小さな花を多数つけます。
花弁は
薄紫色または青紫色を帯びますが、
時に白色の個体もあります。
木全体に香気があり、
ヨーロッパでは果実を香料にします。
場所:管理事務所前
アメリカデイゴ(亜米利加梯梧)マメ科デイゴ属(写真3左上)
別名カイコウズとも呼ばれる南米原産の落葉低木で、
鹿児島県の県木の1つに指定されています。
葉は三出複葉で互生し、
葉柄や葉裏の主脈に刺があることがあります。
赤い花は6~9月に開き、
丸い大きな旗弁があるのが特徴です。
近縁種でインド原産のデイゴは
沖縄県の県花に指定されており、展葉前の3月頃に開花します。
場所:管理事務所前
ネムノキ(合歓木)マメ科ネムノキ属(写真3右上)
暗くなると葉を閉じるためネムノキと呼ばれ、
2回偶数羽状複葉で小型の小葉を持ちます。
ピンク色の
筆の様な雄しべを持つ花は、
10~20個が集まって咲く頭状花で、夕方に開きます。
分布は本州から九州で、
原野や林縁、川岸に自生し、
高さ10m以上になる落葉高木です。
場所:正面ゲート下
★園内開花状況まとめ
見 頃
オオヤエクチナシ(写真1),コクチナシ(写真1),セイヨウニンジンボク(写真2),アメリカデイゴ(写真3),
リョウブ(写真3),モッコク(写真3),ノリウツギ,ナンキンハゼ,アオギリ,キョウチクトウ,ムクゲ,
ノウゼンカズラ,キカラスウリ(写真2),キキョウ,カラスビシャク 他
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